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看板の設置に『建築基準法』は気にするべき?その他法律についても解説!

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看板の設置に『建築基準法』は気にするべき?その他法律についても解説!

看板の設置に『建築基準法』は気にするべき?その他法律についても解説!

2022/01/13

看板を設置するときに気になるのが、『建築基準法』です。どういった看板が規制されているのか、自分の看板が法律をやぶっていないか、不安になることもあるかと思います。

 

そこで今回は、看板設置時に注意すべき点について詳しく解説していきます。これから看板を作ろうと思っている方も、ぜひ設置するまえにチェックしてみましょう。

 

建築基準法とは?看板設置時に確認しよう!

建築基準法とは、私たちの身の回りにある建物やそれらの設備、敷地などのルールを定めた法律です。私たちの街の安全を守るための事項が、たくさん定められています。お店や会社の看板も、建築基準法の対象です。

 

看板は建物の設備の一部とみなされますので、設置する際にはこの建築基準法を守る必要があります。法律に違反したものを設置すれば、通行人にケガをさせたり街の安全を脅かしてしまったりする可能性もあります。新しく看板を作る際は、必ず建築基準法に準じたものであるかを確認してから、設置するようにしましょう。

 

看板の設置時に守るべき建築基準法の項目

看板を設置する際、建築基準法のなかでも厳守する必要がある項目は、おもに2つあります。その2つとは、「工作物確認申請」と「防火地域内の規制」です。それでは、ひとつずつみていきましょう。

 

工作物確認申請

まずひとつ目に、工作物確認申請です。看板全体の高さが4m以上ものは、工作物の確認申請が必要になります。壁面看板・屋上看板・つり看板など、看板の形はさまざまです。建築基準法では、「看板全体」となっており、ポールや支柱も含めた高さが4m以上の看板は、対象の工作物としてみなされます。

 

これらの看板を設置する際は、申請書を提出しましょう。申請せずに基準値以上の看板を設置した場合は、罰金刑もしくは懲役刑を受けることもあります。申請後は、「確認済証」が発行されると工事を開始可能です。

 

看板完成後は、「完了検査」を受ける必要があります。完了検査は、きちんと申請どおりに看板が設置されているのかのチェックです。この検査に通って、はじめて看板設置が完了となります。スムーズな工事を行うためにも、申請・検査の手続きはプロの業者とともに行うのが安心でしょう。

 

防火地域内の規制

つづいて、防火地域内の看板設置にも規制があります。防火地域とは、都市計画法において、「市街地における火災の危険を防除するため定める地域」と、定められた地域のことです。おもに都心の住宅密集地や、幹線道路付近などを指します。

 

建築基準法では防災地域にある看板で、建物の屋上に設置するものや3m以上のものは、主要部材を不燃材料で作るか、覆う必要があると定められています。もし可燃素材で作って看板が燃えてしまった場合、密集しているほかの住宅にも飛び火し、大規模な火事になってしまうからです。

 

ここで注意したいのは、「建物の屋上に設置するもの」「3m以上のもの」となっている点です。地上や建物の横に設置するものに関しては、3m以上という範囲があります。しかし、屋上に設置する看板に関しては、どのサイズでも燃えない素材で作らなければなりません。新しく看板を設置しようと考えている方は、街の安全を維持するためにも、防火地域内の規制に準じた看板を設置するようにしましょう。

 

看板に関するその他法律

看板を設置する際は、建築基準法に加えてほかの法律にも違反していないかチェックする必要があります。ここからは、看板設置時に注意しておきたいその他法律について解説していきます。

 

道路法における規制

道路法とは、道路網の整備をはかるために、道路に関して、路線の指定および認定・管理・構造・保全・費用の負担などを規定している法律です。看板を設置する際に、歩道や道路などの公道部分にはみ出る場合は、「道路占用許可申請」を行わなければならないと定められています。

 

たとえ看板の支柱が自分の敷地内にあったとしても、突き出し看板などの一部が公道の空中にはみ出てしまっている場合は、申請の対象です。また場合によっては、占用料を徴収されることもあります。看板設置をするまえに、看板業者か直轄の警察署に確認しておくと安心でしょう。

 

屋外広告物制度における規制

屋外広告物制度とは、「良好な景観の形成または風致の維持・公衆に対する危害の防止」を目的として、看板や屋外広告物に関するルールを地方自治体が定めた法律です。規制の例としては、「重要文化財等周辺地域・公園・緑地・古墳・墓地においては、広告物などを表示・設置してはならない」などがあります。

 

もしこの制度に違反した場合は、地方自治体によって強制撤去、売却、廃棄などの措置が行われることもあるため注意が必要です。規制内容は各都道府県・市区町村によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。

 

看板を設置するときは地域への配慮をもとう

看板は、お店や会社にとって大切なものですが、自分たちだけがよければいいものでもありません。地域や街に配慮しながら作ってはじめて意味のある看板となります。お店や会社の顔に泥を塗らないためにも、地域の安全や景観を考えた看板を設置することが大切です。

 

まとめ

建築基準法は、街や市民の安全を守るためにも大切な法律です。看板を設置する際、法律に違反していないか必ずチェックするようにしましょう。また、街の雰囲気や地域の人との関係を壊さないためにも、周りに配慮しながら看板を作ることが大切です。

 

タカハシ企画では、建築基準法はもちろん、その他法律に準じた看板デザインをご提案しております。看板のことで気になることがございましたら、お気軽にタカハシ企画までご相談ください。真心を込めて看板をお作りいたします。

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